2027年3月のSSBJ基準適用開始に向けてグリーンビルディング認証の取得が増加。しかし、海外投資家を中心に不動産投資の判断に利用される気候変動リスク評価「CRREM Pathway」を用いてJLLが調査したところ、国内環境認証で最高ランクを取得しても気候変動リスクは高い傾向にあることが判明した。
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24 12月 2025
【特別レポート】不動産のエネルギー性能 – 理想と現実
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CASBEE-不動産認証の最高ランク取得も気候変動リスクは高い可能性
サステナビリティ情報の開示義務化を前にグリーンビルディング認証の取得が増えている。
一方、海外投資家を中心に不動産投資の判断に利用されるのは気候変動リスクを評価する CRREM Pathwayだ。第三者による確認を経て登録された国内唯一の運用エネルギー消費量データベースといえるDECC データとCRREM Pathwayを比較し、CASBEE-不動産認証のエネルギー評価レベルによる気候変動リスクを調査した結果、2025年時点で多くの建物がすでにCRREM Pathwayの逸脱年を迎えていることや、CASBEE-不動産認証で最高ランクを取得していても気候変動リスクの高い物件があることが判明した。
一刻も早いエネルギー性能向上に向けた建物運用の見直しや、空調/衛生設備の燃料転換、電気設備の再生可能エネルギー導入が期待される。
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レポート概要
1. 情報開示で注目される不動産の気候変動リスク
サステナビリティに関する情報開示が国内外で進んでいる。日本でも、2025年3月にSSBJ(Sustainability Standards Board of Japan:サステナビリティ基準委員会)がサステナビリティ開示基準(以下、SSBJ基準)を公表し、2027年以降段階的に国内企業に義務化されることとなっている。