データセンター市場
日本はアジアパシフィック地域最大のデータセンター市場
日本のデータセンター市場は、売上ベースで、先進国(MSCIワールド指数構成国23か国のうち香港を含まない22か国)内において、米国に次ぐ第2位の市場規模となっている。アジアパシフィック地域では最大の市場であり、オーストラリア、ニュー ジーランド、シンガポールが続く(Statista) 。日本のデータセンター市場は、2022年のマイナス 成長から回復し、2023年は5.8%の成長が見込まれ る。2027年には成長率は10.8%へ加速し、2028年には7.6%に減速すると予想されている。他方、ア ジアパシフィック地域では、引き続き上昇は継続するものの、ニュージーランドのマイナス成長が影響 し、成長率は2023年の5.3%から2024年は4.9%に減速する見通しである。
日本のデータセンター市場の成長の牽引役には、AIの利活用の増大を含むデジタルトランスフォーメーションやクラウドサービスによる需要増加が挙 げられる。